ホーム  お茶と健康  体の中から美しさをサポート!? ビタミンC

お茶と健康

体の中から美しさをサポート!? ビタミンC

●ビタミンCとは? ~果物や野菜に含まれる水溶性ビタミン~

 ビタミンCは、水溶性(水に溶ける)ビタミンのひとつです。かんきつ類やイチゴなどの果物、野菜、いもなどにも含まれている成分です。
 緑茶にもビタミンCが多く含まれています。野菜や果物に含まれるビタミンCは熱に弱いのですが、緑茶に含まれるビタミンCは熱に強い性質があるので、温かい緑茶を飲んで摂取することができます。
 ビタミンCは、成人で1日100mgの摂取が推奨されています。野菜や果物を食べ、お茶を飲んでビタミンCを摂りましょう。

浸出液100g中のビタミンC含有量

ビタミンCを摂るなら玉露や煎茶がいいのね!

●ビタミンCの主な働き ~ストレスの多い生活に欠かせないビタミンC~

 ビタミンCはコラーゲンの生成を助けるとともに、抗酸化や抗ストレスの働きもします。
 お肌のハリや潤いなど、美容の面からもよく聞く「コラーゲン」。これは、体内のたんぱく質の30%を占め、細胞と細胞をつなぐ接着剤の働き、骨を丈夫にする働きがあります。ビタミンCが不足すると、体内でのコラーゲンの生成に影響がでてきます。これにより壊血病、骨粗しょう症などが引き起こされることが知られています。
 ビタミンCは活性酸素の反応を抑える抗酸化物質の一つです。酸化によって引き起こされる細胞の老化、心筋梗塞、動脈硬化、狭心症、ガン、白内障などの予防が期待できます。
 また、人間はストレスを感じたとき、抗ストレスホルモンであるアドレナリンを分泌して、ストレスに対抗しようとします。このときにビタミンCが必要になり、アドレナリンの分泌量が増えるほどビタミンCの消費量も増加します。ストレス、喫煙には、特にビタミンCの摂取が大事です。

資料

「日本人の食事摂取基準」(2010年版) 厚生労働省
「五訂増補 日本食品標準成分表」 文部科学省