涼を呼ぶお茶の淹れ方 冷茶編
暑い季節は、普段使っているお茶を冷たく楽しんではいかがでしょう。お茶の香りや味を楽しみつつ、お湯で淹れた時とは違うのど越しが、夏にぴったり。見た目にも涼しいお茶は、意外と簡単にできますよ。
冷茶の淹れ方を3種類ご紹介します。
くき茶、ほうじ茶、番茶など他のお茶にも応用して、冷茶を楽しんでください。
●冷茶の淹れ方 水出し煎茶編
水出し煎茶は、普段お使いの茶器を使って作る、常温に近い温度のお茶。熱くなく、冷たすぎず、体に優しい温度です。お好みで、冷茶ポットなどに抽出して、冷蔵庫で冷やして飲んでもOKです。
お湯で淹れるときより、お茶の葉を少し多めにするとGood!
■水出し煎茶の淹れ方 (煎茶、深蒸し茶、玉緑茶)
【用意するもの】
急須、湯のみ(人数分)、水、茶葉
1. 水を湯のみに注ぐ(湯のみの八分目程度)
*水の量の調整をします
2. 急須に茶葉を入れる(ティースプーン×人数分)
*煎茶は一人当たり2g強・ティースプーン山盛り1杯が目安です
3. 湯のみの水を急須に注ぎ、蓋をして静かに待つ(15分程度)
*じわじわと茶葉が開き、成分がだんだんに浸出してきます
4. 急須から湯のみに注ぐ
*量と味わいが均等になるように「まわし注ぎ」します
(1→2→3→3→2→1→1→2・・)
*濃厚な旨味がつまった最後の一滴まで注ぎきります
●冷茶の淹れ方 オン・ザ・ロック編
普段の淹れ方に一手順プラスして、極上の冷茶を作れます。
水出し煎茶と違い、高温で溶け出しやすいカテキンなどの成分もいただくことができます。
【用意するもの】
急須、湯のみ(グラスでも良い)、お湯、氷、茶葉
1. いつもより少し濃いめに煎茶を淹れます。
2. グラスに氷を入れます。
3. 急須から、氷を満たしたグラスにお茶を注いで急冷します。
●煎茶の淹れ方 冷茶ポット編
お子さんがいる家庭、気軽にたくさんお茶を飲みたいときにお勧めの方法です。
【用意するもの】
冷茶ポット、お茶、だしパック、お湯(少々)、水
1. だしパックの4分の1~3分の1程度の、茶葉を入れる。
*パックの中でも茶葉が十分開くよう、少なめに入れます
*ポットの大きさに合わせて、お茶のパックを複数入れ、濃さを調整します
2. 冷茶ポットにお茶のパックを入れ、茶葉が浸る程度のお湯を注ぎます。
5分ほどたってお茶の葉が開いてきたら、水を注ぎます。
*30分程度待ちます(お茶により、抽出時間が異なります)
*冷蔵庫に一晩おいても良いです
3. お茶の成分が出てきたら、お茶のパックをとりだします。
*できあがったお茶は、その日のうちに飲みましょう。